2015年7月@マドリッド-スペイン by スミ
大抵のスペイン人は7月か8月に少なくとも2〜3週間の夏休みを取ります。有給休暇は全部使うのが当たり前の国だからね。
パピの場合は、有給以外に、土日にかけて出張することが多いから、その分の振替休日が結構あるし、前の年に使いきれなかった有給が持ち越された分もあるんだけど、うちはみんなが休暇に出るときには、長いお休みは取りません。
どこに行っても高いし、おまけに混んでてゆっくりできないからっていうのが理由なんだけど、いつもよりずっと人がすくない少ないマドリッドも悪くないです。
もちろん、観光スポットのあるところに行けば、外国からの観光客がいっぱいいるんだけど、レストランなんかも夏の間は閉めちゃうところも結構たくさんあります。
実はこの時期、信じられないようなことが起こります。夏休みの旅行に出るのに邪魔になるからって、飼ってるワンコを捨てちゃう人がかなりいるらしいんです。
狩りのシーズンの終わりには、多くのガルゴ(スパニッシュ・グレイハウンド)やポデンコがひどい状態で捨てられます。
何日か前にダイちゃんが子犬のことでも話してたけど、この国の動物愛護に対する意識はかなり低いんです。なんたって、闘牛なんてしちゃう国だからね。
ワタシたちが住んでるあたりでは、野良犬はほとんど見たことがないんだけど、隣り町との境のあたりには結構いるらしいです。マドリッドでは南の地域、地方で言えばアンダルシアが捨て犬が多いそうです。
メキシコはもっとひどかったです。住んでるところによるんだろうけど、ロドルフォさんのお宅に住ませてもらってる頃は、野良犬を見かけない日はありませんでした。
今のワタシよりずっと若そうなラブラドールがウロウロしてるのを見かけることなんかもあって、マミはうちの子にしてあげたいって思ったみたいだけど、パピに可哀想な子はたくさんいて、全部救えるわけじゃないんだから…って止められてました。
マミが小さかった頃は東京でもたまに野良犬を見かけたそうです。いつの間にかいなくなったけれど、今でも日本のあちこちに可哀想なワンコはたくさんいるとマミが言ってました。
ワンコの一生は誰の家族になるかで決まってしまいます。どうかこの世に生まれてきたすべてのワンコがやさしい家族とめぐり会って、幸せな一生を送れますように。
ガルゴやポデンコを見たことがない人のために、マミがいつもチェックしてる保護団体Salvando Peludosから写真を借りてきました。この子たちも新しい家族を待っています。
ワタシたちはうちの子でほんとに良かったね、ダイちゃん!
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2015年07月31日
2015年07月28日
残念な話
2015年7月@マドリッド-スペイン by ダイチ
昨日のビエルネス君の話で思い出したことがあります。
何年か前にあるスーパーに行ったとき、パピたちは黄色い盲導犬候補生のコートを着た黒ラブのパピーを見かけました。
邪魔をしちゃいけないと思って、最初は遠くから見てたんだけど、なんだかスミちゃんの小さい頃にとってもよく似ています。
その後、パピたちは普通にショッピングを始めたんだけど、たまたまパピたちが買いたい物があるところにその家族も偶然行くもんだから、何回も遭遇しちゃいました。
そんな訳で、パピたちがその子のことをチラチラと見ていると、その子はしょっちゅう足を滑らせて床にペッタリ這いつくばってしまいます。タイルの床だから滑りにくくはないけれど、そこまで滑りやすいとも思えません。
ヨーグルト売り場に行ったとき、近くにいたその子がマミの方に寄って来たので、それをきっかけにちょっとその家族とおしゃべりしたパピたちは、その子が下半身に問題があって、恐らく盲導犬にはなれないことを知ります。
でも、その家族はあと少しで1年の期限が来るから、そしたらその子をオンセに返すと言います。それに、このままじゃ、その子自身も可哀想だから、安楽死させるしかないだろうって言うんです。
スーパーの中だったけど、マミの目からは涙が溢れてきてしまいます。だって、その子はとっても人懐っこくて可愛かったからです。
少しでも縁があった子なら、障害があってもそのまま自分たちで引き取ってなんとか育ててあげようと思ってもらえないことが、残念でならなかったマミ。よっぽどその家族にオンセに返すときはマミに連絡して欲しいと言おうかと思ったけれど、結局言えませんでした。
そんな風に思うのは、マミが実際に障害のある子と暮らしたことがないからかもしれません。
でも、散歩の途中なんかで会うパピーウォーカーの人たちとおしゃべりしてみると、半分ぐらいの人たちはあくまでも1年間預かるだけで、その後はキャリアチェンジしようがどうしようが、自分たちには関係ないと考えているように感じるマミでした。
実際のところ、スペインやメキシコには、子犬を飼って大きくなったら捨てちゃう人がかなりいます。子どもにせがまれて飼い始めて、子どもが飽きたららオモチャみたいにポイです。本当に、残念を通り越して、ひどい話です。
マミが救ってあげたかった可哀想な子の写真はないので、スミちゃんの小さい頃の写真をアップして今日はおしまいにします。今日も最後までおつきあいありがとうございました。
☆.。.:*・゚☆.。.:*:.。.☆゚・*:.。.☆
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昨日のビエルネス君の話で思い出したことがあります。
何年か前にあるスーパーに行ったとき、パピたちは黄色い盲導犬候補生のコートを着た黒ラブのパピーを見かけました。
邪魔をしちゃいけないと思って、最初は遠くから見てたんだけど、なんだかスミちゃんの小さい頃にとってもよく似ています。
その後、パピたちは普通にショッピングを始めたんだけど、たまたまパピたちが買いたい物があるところにその家族も偶然行くもんだから、何回も遭遇しちゃいました。
そんな訳で、パピたちがその子のことをチラチラと見ていると、その子はしょっちゅう足を滑らせて床にペッタリ這いつくばってしまいます。タイルの床だから滑りにくくはないけれど、そこまで滑りやすいとも思えません。
ヨーグルト売り場に行ったとき、近くにいたその子がマミの方に寄って来たので、それをきっかけにちょっとその家族とおしゃべりしたパピたちは、その子が下半身に問題があって、恐らく盲導犬にはなれないことを知ります。
でも、その家族はあと少しで1年の期限が来るから、そしたらその子をオンセに返すと言います。それに、このままじゃ、その子自身も可哀想だから、安楽死させるしかないだろうって言うんです。
スーパーの中だったけど、マミの目からは涙が溢れてきてしまいます。だって、その子はとっても人懐っこくて可愛かったからです。
少しでも縁があった子なら、障害があってもそのまま自分たちで引き取ってなんとか育ててあげようと思ってもらえないことが、残念でならなかったマミ。よっぽどその家族にオンセに返すときはマミに連絡して欲しいと言おうかと思ったけれど、結局言えませんでした。
そんな風に思うのは、マミが実際に障害のある子と暮らしたことがないからかもしれません。
でも、散歩の途中なんかで会うパピーウォーカーの人たちとおしゃべりしてみると、半分ぐらいの人たちはあくまでも1年間預かるだけで、その後はキャリアチェンジしようがどうしようが、自分たちには関係ないと考えているように感じるマミでした。
実際のところ、スペインやメキシコには、子犬を飼って大きくなったら捨てちゃう人がかなりいます。子どもにせがまれて飼い始めて、子どもが飽きたららオモチャみたいにポイです。本当に、残念を通り越して、ひどい話です。
マミが救ってあげたかった可哀想な子の写真はないので、スミちゃんの小さい頃の写真をアップして今日はおしまいにします。今日も最後までおつきあいありがとうございました。
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