2016年07月03日

QOL

2016年6月@マドリッド-スペイン by スミ

29日の水よう日、ケンネルコフのよぼうせっしゅをうけるために、ワタシはじゅういさんに行きました。ひとりでおるすばんできないソラちんもいっしょです。

パピに車でつれていってもらったんだけど、車にのる前にも、車からおりてじゅういさんに行く前にもワタシが用をたせるようにちょっとおさんぽしたんだけど、しゃがんで、じゅういさんにちょうしんきをあてられてるときに、ちょっとウ◯チをもらしちゃったワタシ…。

だれにもおこられなかったんだけど、ウ◯チのしまつをした後、じゅういさんはCalidad de la Vidaなんていうむずかしい話をはじめました。これはえいごのQOL(Quality of Life)とおなじで「生活のしつ(質)」っていうことなんだけど、マミによると、日本でこのことばがつかわれるときは、いかにシニア犬にさいごまでゆたかな生活をおくらせてあげるかっていうないようの話が多いのに、スペインではかいぬしにとってもペットにとってもむりをしないさいごのむかえかたなんていうながれでつかわれます。

つまりは「あんらく死」のことなんです。

マミは、そもそもあんらく死にははんたいです。はっきりいしひょうじができるわけでもないワンコのじゅみょうをかいぬしがきめてしまうのが正しいとは思えないからです。

でもさいきんmixiで、ワタシとおたんじょう日が1日ちがいで、きょ年の6月からもう1年いじょうねたきりになってるベージュラブちゃんのママと知り合って、かいごのようすをきくにつけ、たしかにその子みたいになっちゃったら、生きててもたのしくはないのかもしれないと思ったりもするそうです。

でも、その子もまだ生きていたいんです。なぜって、おなかがすくとゴハンをおねだりするからです。

マミは、ワンコをいちど家族にむかえたからには、けっこんじゃないけれど、そのすこやかなるときも、やめるときも、よろこびのときも、かなしみのときも、これをあいし、そのいのちあるかぎり、まごころをつくすべきだと思っているんだそうです。

ましてや、ワタシはまだちゃんと歩けるし、ふつうの生活ができてるのに、そんな話をするじゅういさんのことをマミは内心おこってます。

でも、マミはじゅういさんに「スミがほほえんでくれるかぎり、そのかのうせいはありません。」とだけ言いました。そして、さいごの日までワタシがほほえんでいられるように、マミはがんばるってきめてるんだって。

そんなマミに、ワタシのとびきりのスマイルをおくります。マミ、ほんとにいつもありがとう。これからもよろしくね!

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2015年08月23日

かわいそうなシェパード

2015年8月@マドリッド-スペイン by ダイチ

今日は、お盆のときにお話ししたことにつながる内容です。

このマンションの2号棟に70代後半ぐらいのご夫婦が住んでいます。たまたまマミがボクたちを連れて散歩に出る時間とご夫婦が散歩に出る時間が同じ頃だったので、ボクたちがここに引っ越してきたばかりの頃から、特に奥さんの方がボクたちのことをかわいがってくれました。

そのご夫婦は以前シェパードを飼ってたのですが、年をとって病気になってしまい、最期は安楽死させなければならなかったときいて、マミはとても気の毒に思っていたのでした。

マミは、人の安楽死については、本人がそれを強く望むのであれば、反対ではありませんが、一昨日もお話ししたように、言葉が話せないワンコに関しては、かなり慎重です。

苦しんでいてかわいそうだから…というのはわかるけれど、ワンコが本当にそれを望んでいるのか…。

実際、もしスミちゃんやソラがとても重い病気になって、獣医さんに安楽死を勧められたとしても、マミはそれを選ぶことができそうにもありません。もちろん、そんなことは、そのときになってみないとわかりませんが…。

ある日、そのご夫婦といつものように立ち話をしていると、奥さんが、飼っていたシェパードのことを話しはじめました。

その子は前立腺に問題があって、オシッコのコントロールができず、家中でオシッコしまくって大変だったというのです。

確かに、シェパードの男の子に家中あちこちにオシッコされたら、掃除するのは大変だろうけど、だったらオムツをするとか、いつでもオシッコできるように庭のあるところに引っ越すとかいろいろできたんじゃないかと思ったマミ。そもそも前立腺に関する病気は去勢手術をすることで予防できたり、症状を緩和できたりすると聞きます。

オシッコのコントロールができないというだけで安楽死させられてしまったシェパードくん。マミにはそれはその子のためというより、飼い主の勝手な都合に思われてなりません。マミは会ったこともないそのシェパード君のことをとってもかわいそうに思ったのでした。

それまでは犬好きだと思っていたご夫婦に対する印象も変わってしまったのですが、スペインではかなり簡単に「安楽死」を口にすることが多いのも事実です。元気なうちはかわいがるけれど、年をとって介護が必要になると、捨ててしまったり、安楽死させたり…。

マミはボクたちが年をとればとるほど、余計に愛しいとよく言っていました。本当にワンコを心から愛してる人にとっては、長い間一緒に過ごしてきたパートナーが愛しくないわけがありません。

ボクはマミに介護をしてもらうこともなく橋を渡ってきちゃったけど、スミちゃんやソラが最期までマミに大事にされる様子を見まもり続けていきたいと思います。

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2015年08月15日

もしもぼくがしゃべれたら

2015年8月@マドリッド-スペイン by ダイチ

「If I Could Talk(もしもぼくがしゃべれたら)」という8分たらずのショート・ムービーがあります。

これはShawn Wellingさんというプロの写真家が、飼っているMaxというラブラドールを主人公にした短編映画なのですが、Shawnさんは人とワンコの友情を描く長編映画がを撮りたくて、そのためのお金を集めるためにこの短いバージョンを作ったようです。

ここにその映画をアップしたいところなのですが、著作権の問題もあるので、リンクだけ貼っておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=NuOCeJSQCTs

映像もきれいだし、ラブラドール好きにはたまらない内容なのですが、マミは気に入らないところがあります。映画の中で、マックスは安楽死させられてしまうんです。

マミがソラをうちの子に迎えるきっかけとなったインドの動物保護団体のビデオを覚えていますか? ジステンパーで死にかけている子犬を救うところをとったビデオです。まだ見てなかったら、ぜひ見てみてください。

このビデオに出てくるパピーは瀕死の状態になっても尻尾を振って、必死で生きようとします。このビデオを見るにつけ、マミはワンコの最期を飼い主が決めてしまうことは、必ずしもいいことだとは思えないのでした。

もう治すことのできない病気になって、痛くて苦しくて泣き叫ぶワンコもいるらしいので、安楽死を選ぶことが絶対間違ってるともマミは思わないし、悩み抜いて安楽死を選んだ飼い主さんを責めるつもりはありません。

誰にも何が正しいかなんて決められません。ただ、安楽死という考え方自体、人が作り出したものだということを忘れないでほしいと思っているマミでした。

みなさんは、どう思いますか?

さて、今年はボクの新盆です。ボクも本当はもっとずっとマミたちと一緒に生きたかったけれど、天国に来ちゃったのはボクの運命だったとあきらめるしかありません。でも、せめて今日はみんなと一緒に過ごそうと思います。

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