2003年3月@ケレタロ-メキシコ by スミ
ワタシたちが小さい頃を過ごしたお家はケレタロの中のカレサというところにありました。マミたちはケレタロに来る前はメキシコシティに住んでいて、パピのお仕事の関係でケレタロに引っ越すことが決まってから、車でケレタロまで来てホテルに2晩泊まってお家探しをしたそうです。
見たお家は全部で12軒ぐらいで、その中でマミたちがまあまあ気に入ったのが、教会のすぐそばのお家とこのカレサのお家だったのですが、教会のそばのお家にはバスタブがなかったので、カレサのお家に決めたそうです。
でも、メキシコの多くのお家がそうなのですが、お湯はボイラー式だったので、マミがお風呂に入ろうと思ってお湯を入れたら、途中からどんどんぬるくなって最後にはお水が出てきちゃったそうです。お湯を使うとどんどんボイラーにお水が入っちゃうから、沸かすのが間に合わないんだって。
それに、日本のお風呂みたいに追い焚きとかできないから、どんどんお湯が冷めちゃうし、日本のバスタブより大きいからお湯がたくさんいるのに、洗い場がないからそのままお湯を溜めておくこともできなくて、とってももったいなかったそうです。
2回目のときは、あんまり寒かったからお風呂に入ることにしたんだけど、やかんや鍋にお湯を沸かしてバスタブに入れたんだって。それでなんとか温かいお風呂には入れたんだけど、バカバカしいからもうそれで最後にして、あとはもうずっとシャワーにしたそうです。ケレタロではお風呂に入りたくなっちゃうぐらい寒い日は年に2回ぐらいしかないしね。
なんて、こんな話をするつもりじゃなかったんだけど、まあいっか。
ワタシは向かって左側の2階のお部屋からお外を眺めるのが好きでした。ブラインドと窓ガラスのあいだに寝っころがれるぐらいの幅のスペースがあるんです。雨季の午後にはよくマミと一緒にお空を横切る稲妻を見てました。