2015年03月15日

メゾン・デ・シェルシェール

2007年4月@ナンシー-フランス by スミ

リヨンを出たワタシたちの最終目的地はナンシーのヴァンドゥーヴル・レ・ナンシー(Vandoeuvre-les-Nancy)にあるアパートホテル「メゾン・デ・シェルシェール(Maison des Chercheurs)」です。ズバリ「研究者たちの家」という名前のこのアパートホテルはパピが1年間お世話になるナンシー大学のすぐそばにありました。

このメゾン・デ・シェルシェールは、パピたちが思い描いていたアパートホテルとはちょっと違いました。まず、ワタシたちが着いた日曜日にはフロントが開いてなくて、鍵はホテルに滞在してるほかのお客さんから受け取らなければなりませんでした。そして、お部屋のお掃除は特別にお願いしないとしてくれない上に有料だし、シーツの交換は2週間に1回だけだし、何よりパピたちがびっくりしたのはタオルがないことでした。

その日のパピたちの晩ごはんは、パピのお仕事関係のお友だちで、今回のナンシー滞在のお世話をしてくれるジャックさんのお家でご馳走になることになっていました。ワタシたちもジャックさんのお家に一緒にいったのですが、ワタシたちはお家の中じゃなくて、テラスに繋がれてしまいます。

というのも、ジャックさんのお家の中はとにかくいろんな装飾品がところ狭しと置かれていたので、ワタシたちがお家の中をウロウロすると何か壊してしまいそうだったんです。テラスにいる間、ワタシたちはとってもいい子にして、一度も吠えたりしなかったので、ジャックさんと奥さんはとってもビックリしたんだって。

ジャックさんのお家から帰るときにパピたちはバスタオルを貸してくださいとお願いしました。日曜日はお店が開いてなくて、買えなかったからです。でも、貸してくれたタオルはスポーツタオルでした。もちろん無いよりもマシだったけど…。

それとは別に、ジャックさんの奥さんから大きな荷物を渡されます。とりあえずいりそうなものを入れておいたというその荷物、ありがたく受け取ってアパートホテルに帰ってから開けてみたら、中身は全部食器でした。最低限の食器はメゾンにあるから、別にいらなかったんだけど、バスタオルより食器の方が大事なんてさすがグルメの国だと感心するやら呆れるやら…。結局、その食器は一度も使うことのないままお返ししたそうです。

今日の写真はナンシーのシンボル、スタニスラス広場にある豪華な噴水です。大学都市のナンシーはアール・ヌーボーの発祥の地としても有名なんですよ。

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2015年03月14日

リヨンまでの道のり

2007年3月@バルセロナ-スペイン by ダイチ

こうしてボクたちのヨーロッパでの生活が始まったのですが、最終目的地は、パリから東へ約300キロ行ったところにあるナンシーです。

フランスに行くというのにバルセロナまで飛行機で行ったのにはいくつか理由がありました。まず、ボクたちの書類が全部スペイン語だったので、スペインに入国する方がフランスに入国するより簡単だろうと考えたこと。これはスミちゃんが昨日お話ししたように、予想外の簡単さでした。

それに、パリまで飛行機で行っても、ナンシーに行くには車がないとだめなので、それならバルセロナで車を買った方があとあとのことを考えると良さそうだということ。そして、移動の邪魔になるバリケンをおばあちゃんのお家に置いていけるというのも重要なポイントでした。

バルセロナに着いた次の日からパピたちは中古車を見て歩きます。ボクたちと荷物を載せなければならないので、それなりの大きさじゃないとダメなんだけど、なかなか手頃なものが見つかりません。ようやくおばあちゃん家の近くのスバルでフォレスターと出会ったのは探し始めてから1週間後でした。

車を探すこと以外にも、ボクたちをフランスに連れて行くためにしなければならないことがありました。それはボクたちのパスポートを作ってもらうことです。このパスポートを持っていると、EU圏内での移動がスムーズになります。と言っても、国によってはパスポートだけじゃダメなところもあるんだけど。

パスポートを作るのにはマイクロチップの識別番号が必要なんだけど、写真は後から貼りたければ貼ってくださいという感じだったので、ここに貼られている写真はスペインに住むようになってから撮ったものです。

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3月31日土曜日、フォレスターの後ろの座席やマミの足もとに荷物を詰め込んで、ボクたちはまずリヨンを目指します。マミもパピもジプシーの引っ越しみたいですごく恥ずかしかったんだけど、高速道路では自分たちよりももっとすごい車をたくさん見かけて気がラクになったそうです。フランスから南に延びる高速はモロッコの人たちがたくさん通るからね。

リヨンに入ったのはもう日が暮れてしまってからでした。パピたちは早くホテルを見つけようと焦るのですが、高速道路沿いにホテルの看板が見えても、そこに下りられる出口がすぐになくて、そのまま通りすぎてしまうなんていうことを何度か繰り返した後、とにかく高速から下りて探そうということになり、マミの勘を頼りに車を走らせるとなんとか1軒のホテルにたどり着きました。

車を駐めて、空いてる部屋があるかどうか、ボクたちも一緒だけど大丈夫かをフロントに聞きに行ったマミたちはしばらくして嬉しそうな顔をして戻ってきました。フランスの何が素晴らしいって、ほとんどのホテルでボクたちも一緒に泊まれるんです。ヨーロッパにあるフランス系のホテルチェーンでもたいていボクたちを一緒に泊まらせてくれます。

そのホテルが良かった点は、ほかにもありました。1階の部屋には外から直接入れるドアがあって、部屋の前に車を駐めれば荷物を運ぶのがとてもラクだったんです。

ボクたちにごはんをくれた後、マミたちは、フロントの人に教えてもらったクルトパイユというファミレスにごはんを食べに行くことにしました。ボクたちのことは留守番させようと思ったみたいだけど、ボクたちがあんまり不安そうな顔をしてたので、車には乗せてくれました。マミたちがごはんを食べてる間もずっと車の中で待ってただけなんだけど…。

長くなったので今日はここで終わりにします。これがボクたちがその晩泊まったホテルです。

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2015年03月13日

いざヨーロッパへ!

2007年3月@バルセロナ-スペイン by スミ

2007年3月21日、いよいよワタシたちはヨーロッパに向けて出発しました。といっても、ワタシたちはどこにいくのかも、ヨーロッパがどこなのかも全然わかってなかったんだけどね。

大事なのはパピやマミと一緒に行けるということだったので、飛行場でパピやマミと別々にされたときにはとってもショックでした。でも、ダイちゃんが近くにいるのはわかったから、それだけでもずいぶん心強かったです。

ワタシたちはメキシコシティからマドリッド経由でバルセロナまで飛行機に乗りました。飛行機の中ではお水も飲めないし、ごはんもないし、暗くて、うるさいんだけど、狭いバリケンの中で寝てるしかありません。

マミはワタシたちに何かあったらどうしようとか、マドリッドで間違えて降ろされちゃったらどうしようとか、もう気になって気になって、ちっともリラックスできなかったそうです。バルセロナの空港でワタシたちがベルトコンベアーにのって出てきたときには心からホッとしたんだって。

さて、まず最初はワタシたちの検疫です。パピたちは検疫女を捜したのですが、朝早かったので、それらしいところは閉まっていて誰もいません。たまたま近くにいた治安警備隊(警察みたいなもの)の人に聞いてみたんだけど、書類がちゃんと揃ってるんなら、そのまま出ても大丈夫と言われたので、結局フリーパスでワタシたちはヨーロッパ入りを果たしました。メキシコの空港ではあれこれと手続きが面倒だったので、これにはパピもマミもほんとうにビックリでした。

でも、それからがまた大変です。マミたちの大きいスーツケースが4つに小さいキャリーバッグが2つ、大きいバリケンが2つ、そしてダイちゃんとワタシ。パピはポーターさんを捜したのですが、どこにも見あたりません。空港の人に聞いてみたら、その時間に一人だけいたポーターさんはよりによって日本からのツアーグループに取られちゃったんだって。

途方にくれていたパピたちを見かねて、その空港の人は手伝いを申し出てくれます。パピとマミは荷物を半分ずつ載せたカートとワタシたちのどちらかを連れ、運びやすいように分解したバリケンを載せたカートをその人がタクシー乗り場まで押してくれました。その人がいなかったらどうなっていたことやら…。親切なおじさん、本当にありがとう。

次はタクシーです。パピがワンボックスカーのタクシーを捜してお願いしたんだけど、最初の運転手さんにはダメだって言われちゃいました。でも、やっぱりここにもワンコが好きな人がいて、自分から近づいてきて乗せてあげるって言ってくれた運転手さんがいたんです。良かった、良かった!

こうして、ワタシたちはパピのお母さんの住むマンションになんとか到着しました。ダイちゃんもワタシももうノドがカラカラだったので、マミが洗面器に入れてくれた水はあっという間に飲んじゃっておかわりしました。それを見てたおばあちゃんはものすごくビックリしたみたい。

フードをたべて、ちょっとお散歩に出かけて、お家に戻るとダイちゃんもワタシも爆睡でした。だって、やっぱり飛行機の中じゃあんまりよく眠れなかったし、心配だったし、緊張してたから疲れちゃったんです。

残念ながらこの記念すべき日の写真はないので、今日の写真はモンちゃんノンちゃん@グエル公園です。グエル公園というのはおばあちゃんのお家から歩いて20分ぐらいのところにある有名な観光スポットです。モンちゃんとノンちゃんはマミたちがメキシコシティに住んでいたころからお家にいて、ワタシたちが家族になる前は、モンちゃん、ノンちゃんを旅行に連れて行ってたんだって。

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posted by スミ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お引越 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする