2015年03月21日

デメナージュ

2007年4月@ナンシー-フランス by スミ

エヘヘ、今日の日記のタイトルはフランス語にしてみました。なんたってワタシたちはたくさんの言葉がわかるんです。まずスペイン語でしょ。それから日本語でしょ。そしてカタルーニャ語でしょ。そして英語とフランス語はちょっぴりね。あ、ワタシは小さい頃、ドイツ語もビルジットさんから習ったけど、全部忘れちゃいました。

フランス語はこの前サロンに行ったときにサロンのおばさんが話してて、最初は全然何を言ってるのかわからなかったんだけど、パピやマミがスペイン語や日本語に言い換えて教えてくれました。「動いちゃダメ!」とか「大人しくして!」ばっかりだったけどね。

さて、肝心のデメナージュ。これはお引っ越しという意味です。

パピとマミはナンシーに着くとお家探しを始めました。最初は家具付きのところと考えていたんだけど、フランスには家具付きだとワンルーム以外はほとんどありません。だったら、1年だけのことだから、もうメゾンで過ごしちゃおうかとも思ったみたいですが、メゾンは日本式に言うと1LDKで二人と2匹にはやっぱりあんまり狭すぎるので、最低いる家具だけを揃えてでもできれば引っ越そうということになったんです。

でも、なかなかパピたちの思うようなお家はありませんでした。ちょっといいかと思うと、5階なのにエレベーターがなかったり、1階で外からまる見えだったり…。

その日見せられたお部屋はおトイレの便座がなくて、どうしたのか聞いたら、持っていっちゃう人がいるからわざと外したんだって言われたそうです。あまりのレベルの低さにウンザリしたパピたちでしたが、その建物を出るときに玄関に積み重ねてあったフリーペーパーをマミが手に取ります。

普通の不動産広告とは別のところにわりと大きなスペースを割いて1軒のアパートの広告が載っていました。広告主は不動産屋さんではなくてなぜか公証人事務所です。

借りる期間が11か月と短いのが問題になるかもしれないと思ったのですが、なんと偶然、そのアパートの持ち主がジャックさんの姪だったこともあり、ジャックさんに保証人になってもらってなんとか契約までこぎつけたのでした。

公証人事務所では、ものすごく厚い契約書を公証人さんが早口で読みます。途中で「わかりますか?」と聞かれたパピは「全然わかりません。」と答えたんだって。でも、ジャックさんが一緒だったから大丈夫だって思ってたそうです。

そうしてワタシたちはいよいよメゾンからアパルトモンにお引っ越しすることになりました。2LDKっていうとメゾンよりお部屋が1つ増えただけみたいですが、キッチンもバスルームもメゾンよりずっと大きかったし、全体の広さはメゾンの2倍ぐらいでした。

窓からはお向かいのお家のお庭が見えて緑にあふれてたし、近くには大きなサン・マリー公園もあったし、町の中心にも結構近かったし、全部で8軒しかない建物だったので、マミもパピも大満足だったみたいです。

実は、パピは、メゾンの予約をするときに、ワタシたちも一緒なのでできるだけ大きいお部屋をお願いしたのに、なんとケンのお部屋の方がずっと広かったんです。もしケンのお部屋に最初から入ってたらワタシたちはずっとメゾンにいたのかなぁ…。

さて、今日の写真はアパルトモンのリビングのソファベッドを占領するワタシたちです。マミたちはじゅうたんに直に座ってね。

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2015年03月15日

メゾン・デ・シェルシェール

2007年4月@ナンシー-フランス by スミ

リヨンを出たワタシたちの最終目的地はナンシーのヴァンドゥーヴル・レ・ナンシー(Vandoeuvre-les-Nancy)にあるアパートホテル「メゾン・デ・シェルシェール(Maison des Chercheurs)」です。ズバリ「研究者たちの家」という名前のこのアパートホテルはパピが1年間お世話になるナンシー大学のすぐそばにありました。

このメゾン・デ・シェルシェールは、パピたちが思い描いていたアパートホテルとはちょっと違いました。まず、ワタシたちが着いた日曜日にはフロントが開いてなくて、鍵はホテルに滞在してるほかのお客さんから受け取らなければなりませんでした。そして、お部屋のお掃除は特別にお願いしないとしてくれない上に有料だし、シーツの交換は2週間に1回だけだし、何よりパピたちがびっくりしたのはタオルがないことでした。

その日のパピたちの晩ごはんは、パピのお仕事関係のお友だちで、今回のナンシー滞在のお世話をしてくれるジャックさんのお家でご馳走になることになっていました。ワタシたちもジャックさんのお家に一緒にいったのですが、ワタシたちはお家の中じゃなくて、テラスに繋がれてしまいます。

というのも、ジャックさんのお家の中はとにかくいろんな装飾品がところ狭しと置かれていたので、ワタシたちがお家の中をウロウロすると何か壊してしまいそうだったんです。テラスにいる間、ワタシたちはとってもいい子にして、一度も吠えたりしなかったので、ジャックさんと奥さんはとってもビックリしたんだって。

ジャックさんのお家から帰るときにパピたちはバスタオルを貸してくださいとお願いしました。日曜日はお店が開いてなくて、買えなかったからです。でも、貸してくれたタオルはスポーツタオルでした。もちろん無いよりもマシだったけど…。

それとは別に、ジャックさんの奥さんから大きな荷物を渡されます。とりあえずいりそうなものを入れておいたというその荷物、ありがたく受け取ってアパートホテルに帰ってから開けてみたら、中身は全部食器でした。最低限の食器はメゾンにあるから、別にいらなかったんだけど、バスタオルより食器の方が大事なんてさすがグルメの国だと感心するやら呆れるやら…。結局、その食器は一度も使うことのないままお返ししたそうです。

今日の写真はナンシーのシンボル、スタニスラス広場にある豪華な噴水です。大学都市のナンシーはアール・ヌーボーの発祥の地としても有名なんですよ。

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2015年03月14日

リヨンまでの道のり

2007年3月@バルセロナ-スペイン by ダイチ

こうしてボクたちのヨーロッパでの生活が始まったのですが、最終目的地は、パリから東へ約300キロ行ったところにあるナンシーです。

フランスに行くというのにバルセロナまで飛行機で行ったのにはいくつか理由がありました。まず、ボクたちの書類が全部スペイン語だったので、スペインに入国する方がフランスに入国するより簡単だろうと考えたこと。これはスミちゃんが昨日お話ししたように、予想外の簡単さでした。

それに、パリまで飛行機で行っても、ナンシーに行くには車がないとだめなので、それならバルセロナで車を買った方があとあとのことを考えると良さそうだということ。そして、移動の邪魔になるバリケンをおばあちゃんのお家に置いていけるというのも重要なポイントでした。

バルセロナに着いた次の日からパピたちは中古車を見て歩きます。ボクたちと荷物を載せなければならないので、それなりの大きさじゃないとダメなんだけど、なかなか手頃なものが見つかりません。ようやくおばあちゃん家の近くのスバルでフォレスターと出会ったのは探し始めてから1週間後でした。

車を探すこと以外にも、ボクたちをフランスに連れて行くためにしなければならないことがありました。それはボクたちのパスポートを作ってもらうことです。このパスポートを持っていると、EU圏内での移動がスムーズになります。と言っても、国によってはパスポートだけじゃダメなところもあるんだけど。

パスポートを作るのにはマイクロチップの識別番号が必要なんだけど、写真は後から貼りたければ貼ってくださいという感じだったので、ここに貼られている写真はスペインに住むようになってから撮ったものです。

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3月31日土曜日、フォレスターの後ろの座席やマミの足もとに荷物を詰め込んで、ボクたちはまずリヨンを目指します。マミもパピもジプシーの引っ越しみたいですごく恥ずかしかったんだけど、高速道路では自分たちよりももっとすごい車をたくさん見かけて気がラクになったそうです。フランスから南に延びる高速はモロッコの人たちがたくさん通るからね。

リヨンに入ったのはもう日が暮れてしまってからでした。パピたちは早くホテルを見つけようと焦るのですが、高速道路沿いにホテルの看板が見えても、そこに下りられる出口がすぐになくて、そのまま通りすぎてしまうなんていうことを何度か繰り返した後、とにかく高速から下りて探そうということになり、マミの勘を頼りに車を走らせるとなんとか1軒のホテルにたどり着きました。

車を駐めて、空いてる部屋があるかどうか、ボクたちも一緒だけど大丈夫かをフロントに聞きに行ったマミたちはしばらくして嬉しそうな顔をして戻ってきました。フランスの何が素晴らしいって、ほとんどのホテルでボクたちも一緒に泊まれるんです。ヨーロッパにあるフランス系のホテルチェーンでもたいていボクたちを一緒に泊まらせてくれます。

そのホテルが良かった点は、ほかにもありました。1階の部屋には外から直接入れるドアがあって、部屋の前に車を駐めれば荷物を運ぶのがとてもラクだったんです。

ボクたちにごはんをくれた後、マミたちは、フロントの人に教えてもらったクルトパイユというファミレスにごはんを食べに行くことにしました。ボクたちのことは留守番させようと思ったみたいだけど、ボクたちがあんまり不安そうな顔をしてたので、車には乗せてくれました。マミたちがごはんを食べてる間もずっと車の中で待ってただけなんだけど…。

長くなったので今日はここで終わりにします。これがボクたちがその晩泊まったホテルです。

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posted by ダイチ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お引越 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする