4月20日、月曜日もなんだかはっきりしないお天気です。この日、パピたちはまた何軒か家を見せてもらうために午後4時半に不動産屋さんと約束していました。
それまでの時間、どうしようかと考えたパピたちは、食料品の買い出しにフランスまで足を伸ばしてみることにします。
ジャンサから海沿いの国道を北に向かうと30分足らずでフランスとの国境です。目的地はさらに30分ぐらい北に行ったポル・ヴァンドル(Port-Vendres)のSuper Uだったのですが、Super Uはなかなか見つからず、その前にLidlを見つけてしまいます。
Lidlはパピのお気に入りのドイツ系のスーパーなんですが、安いことで有名なので、貧しい人が行くスーパーと思ってる人もたくさんいます。徹底的にムダをなくしているので、商品がカートンのまま並べられていることもあって、ナンシーではじめて行ったときはマミもなんだかあんまり好きになれなかったのですが、食料品から電化製品までオリジナルブランドのものが多くて、そのコストパフォーマンスの良さに、すっかりマミもファンになってしまったのでした。
ボアディージャのマンションのすぐそばにもLidlはあるんですが、やっぱり国によって品揃えがすこし違って、フランスのLidlにはスペインのLidlには売ってないものがあります。このときもカルバドス入りの田舎風パテなんていうのを見つけて早速買ったマミでした。
そのあとSuper Uも見つかったのですが、予想に反してお店があんまり小さくてガッカリしたマミたちは、バニュル・シュル・メール(Banyuls-sur-Mer)のCarrefourをめざします。ところが、やっと見つけたCarrefourは閉まってます。そうです、フランスは月曜日の午前中も閉まってる店が多いんです。
せっかく国境を越えたのにあまり収穫がなかったのですが、コンビニで買ったサンドイッチを見晴らしのいい場所で食べたマミたちは、行きに見かけた看板をたよりにコレラ(Colera)という町からわりと近くにあるサン・ミケル・ダ・クレラの庵(Ermita de Sant Miquel de Colera)を訪ねてみることにしました。もうそこはスペイン側です。
看板のあるところから、舗装してない道が延々と続きます。ここはハイキングコースとして紹介されているので、歩いてる人に白い目で見られたりもしますが、車で入っちゃいけないわけではないので、ここは気にせずどんどん進んで、最後の10分ぐらい歩いてたどりついたのはこんなところでした。
翌日、火曜日、マミたちは11時にマンションを1軒見せてもらう約束をしていました。でも早くアパートを出て時間が余ったので、前の日に不動産屋さんに見せてもらった中で一番気に入った家の辺りまで行ってみることにしました。これはそのすぐ近くにある遊歩道です。ちょっといい感じでしょ!
マンションを見た後、マミたちはスミちゃんをアパートに連れて帰ります。ラスカラのお気に入りのレストランに行くのに、スミちゃんは連れて行けないからです。そして、ジャンサに戻ったあとは、別の不動産屋さんからまた何軒か家を見せてもらったマミたち。家探しは続きます。
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