2015年06月21日

ダイちゃんのお葬式

2015年1月@マドリッド-スペイン by スミ

パピはおばあちゃんにダイちゃんが虹の橋を渡って行ってしまったことを伝えます。そして、マミと二人で話し合った結果、パピはアトーチャ駅までは送っていくけれど、AVEにはおばあちゃん一人で乗ってもらうことにしました。そして、すぐにバルセロナに住むお姉さんのところに電話して、お姉さんの旦那さんにバルセロナのサンツ駅までおばあちゃんを迎えに来てくれるようにお願いします。

パピがそんな連絡をしている間、マミはダイちゃんの体をお湯で絞ったタオルできれいにしてあげてからリビングルームに移そうとしたのですが、ダイちゃんは36キロあるので、マミ一人の力では全然ムリ。パピと二人でなんとかべつのクッションにダイちゃんの体を移して、クッションごと引きずるしかありませんでした。

リビングに移してから、運動神経抜群だったダイちゃんが天国でもみんなと楽しく遊びまわれるようにと、マミはほとんど着せたことのなかったサッカーのユニフォームを着せてあげることにします。そのユニフォームをマミが探しに行ってる間に、ワタシはパピの脇を通ってダイちゃんの体に近づいてみました。でも、ニオイも違うし、動かないなんて、これはダイちゃんじゃありません。

それからパピはおばあちゃんの朝ごはんの用意をしたり、送っていくための支度をしたりして、9時過ぎにアトーチャ駅に向かって車で出かけていきました。

残されたマミは獣医さんが開く10時半を待って、どうしたらいいか教えてもらうために電話します。電話に出たのは、受付にいるロサさんでした。ロサさんは以前ワタシにそっくりの黒ラブを飼っていたこともあって、ワタシたちのことをとっても気に入ってくれてたんです。

マミが泣きながらダイちゃんのことを話すと、ロサさんは心底驚いていました。だって、ロサさんには前の日の夕方、ワタシたちがお散歩を終えて車に乗るときに会ったんだけど、ダイちゃんはピンピンしてたからね。

ロサさんはマミに、前に利用したことのあるワンコのための葬儀屋さんを教えてくれて、自分からも電話を入れておくと言ってくれました。

しばらくするとパピが戻ってきたので、マミはパピに葬儀屋さんに電話するように頼みます。すると、その日はもう予約でいっぱいなので、ダイちゃんの体を荼毘にふすのは月曜日になると言われちゃいました。その日は土曜日だから2時までで、日曜日はお休みなんです。

引き取りに来るのはその日のうちで、月曜日までは葬儀屋さんの専用冷蔵庫の中にダイちゃんの体を入れておくというので、パピたちはなんとかその日のうちにできないかお願いしたんですが、それはやっぱりムリみたいで、12時頃引き取りに来ることになったのでした。

それから10分もしないうちに葬儀屋さんから電話がかかってきます。なんでもその日の最後の予約の人たちが予定より1時間早く葬儀屋さんにやってきたので、なんとかダイちゃんもその日のうちに荼毘にふすことができることになったのでした。

予定通りにお家に来た葬儀屋さん、マミは一体どうやって大きなダイちゃんの体を運び出すのか気になってたんだけど、それはさすがにプロで葬儀屋さんは慣れたものでした。ただ、どうしても物のように扱われてしまうので、見ない方がいいと言われてマミもパピも席を外します。

そして、言われた1時半に葬儀屋さんに行くと、前の人たちがちょうど帰るところでした。建物の中に入ると廊下のすぐ右にあるお部屋にワタシたちは通されます。しばらく待っていると、部屋の奥のカーテンがあいて、ガラスの向こうにダイちゃんの体が安置されていました。

まるで眠っているみたいにも見えたけど、前足が違うんです。

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ガラスの向こう側に行ってもいいと言われたので、みんなで行って、マミとパピはダイちゃんの体に最後のお別れを言いました。マミは本当はずーっとダイちゃんの体に寄り添っていたかったんだけど、キリがないので10分ぐらいでお終いにします。

葬儀屋さんに、炉にダイちゃんの体を入れるところを見ますかと聞かれたマミたち。マミは見ますと答えて一緒に炉のあるところに行ったのですが、とっても後悔したそうです。というのも、そこにあったのはむきだしの焼却炉だったからです。もともと遺体は土に埋める文化のスペインでは日本みたいな心遣いはありませんでした。

火葬の後、遺灰が冷めて骨壷に入れられるようになるまでに1時間ぐらいかかります。その待っている間に、マミたちは陶器の骨壷と木の箱のうちのどちらかを選ばなければならなかったのですが、陶器の骨壷があんまり気に入らなかったマミは木の箱に決めました。

そして、ダイちゃんの遺灰をリビングルームにも置いておけるように、金属でできたオブジェにも入れてもらうようにお願いしたのですが、これが正解でした。ダイちゃんは大きかったので、木の箱だけだったら、多分全部入りきらなかったんです。

IMG_4224.JPG


本当は2時までしか開いてないはずの葬儀屋さんをワタシたちが出たのはもう4時近くでした。

突然の旅立ちから、すべてがあっという間に進んでしまったので、マミの気持ちは全然追いついていかなかったそうです。



posted by スミ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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