はじめまして、ダイチです。そう、天国にいるダイチです。
そろそろボクの出番が回ってきたみたいなので、登場してみることにしました。
それにしても、もしボクがマミたちと出会うのがもうちょっと遅かったら、多分ボクはマミたちの家族になってなくて、ここにも出てくることはなかったんだと思うと運命みないなものを感じちゃいます。ボクがそのポジションを奪ってしまったスミちゃんの若いオジさんたち、ごめんなさい。マミたちはもちろんすぐにラモンさんに謝りに行ったそうです。つくづくどの子にするか決める前で良かったです。
さて、ボクがどうして天国に来ちゃったかなんてことはまたいつかお話しするとして、今日は昨日のスミちゃんの続きをお話しします。
薬をもらってすっかり元気になったボクは、その朝もマミに下に連れてきてもらうとすぐにスミちゃんと取っ組み合いの遊びを始めました。用があってちょっと二階に上がったマミが下に下りてふと見ると、もうその時にはボクの頭にはタマゴぐらいの大きさのたんこぶができていたそうです。遊んでたひょうしにはずみでどこかの角か、じゃなかったら階段の横のボコボコしてる壁に頭をぶつけたらしいのです。
ビックリしたマミたちはすぐにボクを獣医さんにつれていきました。獣医さんでは頭の毛をそられて、中に溜まってた水をいっぱい抜いてもらったのですが、それでもたんこぶはご覧の通りの大きさです。
大変だったのはそれからで、しばらくの間、マミはボクの頭にヨード入りの軟膏を1日2回塗らなければなりませんでした。その軟膏は茶色でベトベトしていてなかなか乾かなかったので、ボクが白い壁のそばに行くとマミはハラハラ。ティッシュペーパーを4つに畳んで頭に載せたりもしてみたんだけど、ボクが動くとすぐに落ちちゃうしね。
1か月もすると腫れも引いてきたんだけど、ボクの頭は真ん中のところの骨がもり上がって三角みたいになっちゃいました。写真が暗いけどわかりますか?
それで、そこからついたあだ名が「ウニコルニオ」。一角獣っていう意味です。